夏のマクロビオティック料理は主に身体の熱を冷ますことにフォーカスして食材を選びます。
マクロビオティック料理では、食材を選ぶ時、陰陽の視点で見ていきます。
夏は気温が高いので、身体も熱を帯びやすくなっています。
この熱を冷ますには「陰性」の食材を選ぶというわけです。
「陰性の食材を選ぶ」といっても、夏に旬を迎える食材を選べばよいのです。
ここでで野菜についてですが、夏が旬の野菜を選ぶには夏の畑を思い浮かべて下さい。
「茄子」「きゅうり」「トマト」などが代表格です。
フルーツの部類ではありますが、「スイカ」も夏を代表する食材といえます。
これらの食材をそれぞれの特徴を活かして料理すれば、夏の身体をいたわり、元気を保つことができます。
まず「茄子」ですが、茄子は油との相性がぴったりです。
ごま油で、炒め、醤油で味付けしたものは玄米ともよく合います。
次に「きゅうり」は、サラダにしても、ピクルスやぬか漬けにするのもよいですが、
こちらも加熱すると一味違った味わいが新鮮です。
例えば、スープに入れてさっと煮たり、斜め切りにして炒めたものも独特の歯応えが生で頂くのとはまた別な食感になってとても美味しいです。
「トマト」は南米が原産地といいますから、まさに夏の野菜です。
そして世界中に広まって各国の料理に欠かせない野菜になっています。
マクロビオティック料理では、その土地の料理法で食事を頂くのは基本ですが、夏には暑い国の料理方法を取り入れるのも理にかなっているのではないでしょうか。
柔軟にマクロビオティック料理を楽しみたいものです。
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