自然食品というのは、農薬とか化学肥料、除草剤を使用していない食品で、有機栽培とか言われていますが、これは手間ひまのかかる栽培方法です。
以前、庭にホウレン草の種をまいた経験がありますが、育つ前からナメクジに若葉を食べられ全滅。農薬を使わない自然食品を作り出すのが、いかに大変かということが分かった体験でした。
また、自然食品は加工食品と異なり、料理するのにも手間が掛かります。
野菜を丁寧に洗い、他素材と組み合わ煮るなり焼くなりをしないと一品になりません。
加工食品は、そこにいくと購入してきたら、すぐ食べられて便利ですから、ついつい購入し、そこにどんな添加物が入っているのか確認することもなく、子供たちにも食べさせてしまっているケースも多いでしょう。
この加工食品には、パン、うどん、クッキー、揚げもの、今時は漬物までも市販しています。これらの中には、腐敗防止の添加物もあり、大人ならいざしらず成長期にある子供達にとっては、大なり小なり影響はあるはずです。
こういう添加物の影響で、最近の子供達は、アトピー等に苦しむのではないでしょうか。
最近の研究では、アレルギー体質というのは、免疫力と大いに関係があるとも言われています。そういう意味では、子供達に何を食べさせるかという食育は、大切なものになってきています。
学校教育のなかで、食育の教育を始めるところも出て来ているようです。
実際、食物には、その含んでいる栄養素が多種であり、それをどう組み合わせ料理を作るかによって、アレルギー体質が改善したケースもあるようです。
そういう意味でも、食育で体質改善がてきる可能性があるということは、もっと広報されて然るべきものではないのでしょうか。
例えば、肉は即効性の栄養はあるけれど、肉ばかり食べていると活性酸素が発生しそれが細胞を老化させ、最後には成人病とかになる可能性もあります。
それらを防ぐために、ポリフェノールの抗酸化力、ビタミンA、E、Cが効果があると言われます。
自然食品を支える栄養素の意味、ミネラルの役割、酵素の役割などを正しく知り、それを大人自身が知り、食べることの大切さを広めていくことで子供達の病気を未然に防いだり、アトピー対策の一助ともなり得るのです。
余りにすべてが忙しい現代ですから、余計スローフードの自然食品と、それらの栄養素をどう食べるかという食育は大切になってきているでしょう。
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