冬はやはり、体が温まるものが恋しくなります。
鍋料理や煮物など、温かくてほっとするようなものを作るときにおすすめなのが「油麩」です。
「仙台麩」などと呼ばれることもありますが、その名の通り仙台など東北の方では昔から食べられている食材で小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げたものになります。
油麩などの麩は植物性の食物で、揚げ物など調理法によってはまるで肉を食べているかのような食感になることから肉の代替品としてマクロビオティックのレシピ本などにもたびたび登場する人気の自然食材です。
そんな中でも寒い季節にぴったりなメニューがこの油麩を肉の代わりに使って作るすき焼きです。
作り方はいたって簡単です。普通のすき焼きをつくる要領で、肉の代わりに油麩を使って作るだけです。肉を使わないのに旨味が感じられて食感も肉に近く、肉を使った普通のすき焼きのようにおいしく食べられて、満足度も高いです。
すき焼き以外の鍋物や肉じゃがなどに使っても、同様に肉を入れてないのにしっかりとした味に仕上がるのでおすすめです。あつあつの煮汁を吸った油麩はジューシーで食べ応え十分です。
以前はなかなか手にいれるのが難しかった食材ですが、最近では地方の名産品などを取り扱うアンテナショップや大きめのスーパーなどで比較的簡単に手にいれることができます。それでも近くにそういったお店がなく購入が難しい場合などはインターネットショッピングなどでも購入できるので気軽にお試しできるかと思います。
今年の冬は油麩のすき焼きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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