冬のマクロビオティックレシピ – 車麩の治部煮

石川県の郷土料理である「治部煮」の、味がしみしみのお麩が大好きです。
車麩・出汁・料理酒・みりん醤油でシンプルに作ります。鶏肉を入れると本格的ですが、お麩だけもとても美味しいです。
私はしいたけの戻し汁で出汁をとりますが、他にも出汁昆布などでも良いと思います。

車麩を水で戻し、絞って水気を取ってから片栗粉をまぶします。
それを中火に熱したフライパンで両面焼きます。
軽く焼き目がついたら、出汁・料理酒・みりん・醤油を合わせたものをヒタヒタになるくらいまで注ぎ込み、コトコト煮ます。
その時の気分で、別茹でしておいたニンジンや、シイタケ、白滝、筍の水煮などを煮込む時に足して一緒に味を浸み込ませます。
彩りを明るくする為にも栄養バランスという意味でも、小松菜を一緒に添えるとバッチリだと思っています。

15分もあれば出来てしまうのに立派にメイン料理になる、お気に入りのおかずです。
お夕飯に出す事もありますし、多めに作っておいて晩酌のお供にすることもありますよ。

初めて家族に作った時は、「これ、角煮?ん?肉じゃないね。なあに?」とビックリされましたが、トロンとしたお麩の食感が大好評で時々リクエストされて作ります。
ハフハフ食べると体がポカポカしてきますし、お麩はたんぱく質が沢山含まれているうえにカロリーはとても低いので、
ダイエット中でも美味しく食べられるし、健康面でも安心して家族みんなに出せる食材だなと思います。