日本人が好んで止まない「米」は、通常「白米」に精製されて人々の口に入るのが一般的です。
ですが白米は非常にGI値が高く、血糖値に悩む方は敬遠せざるを得ない状況となっています。
米が食べられない、でも食べたい・・・そのような方には「玄米」がおすすめです。
「でも同じ米では?」と思われるでしょうが、白米と玄米には血糖値が気になる方に対して決定的な差があるのです。
それは、玄米は白米と比べて非常にGI値が低く食後の血糖値が白米より上がらないため、体に優しいという部分です。
主食を白米から玄米に置き換えるだけで、血糖値の悩みは改善に向かうと考えても良いでしょう。ですが、同じ米なのにどうしてこのような差が生まれるのでしょうか?
理由は、玄米の構造にあります。白米の構造が、胚乳と呼ばれるほぼ炭水化物を主としたものであるのに比べ、玄米はそれに加え「ぬか」と「胚芽」が胚乳の周囲に構成されています。
この「ぬか」と「胚芽」は各種ビタミン、ミネラル、食物繊維等と、白米に比べて栄養が豊富なのです。
そしてその中にある「食物繊維」が、米の主成分である炭水化物の吸収を穏やかにするため、血糖値が上がりにくくなるのです。
逆に白米は、炭水化物「そのまま」であるため、食後の血糖値が飛躍的に上昇してしまいます。
ただし、玄米を主食にするには少々食味に特徴があり、なかなか踏み切れない方も多いと思いますので、日替わりで白米にしたり玄米にしたり等の工夫が求められます。
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