日本人の食卓に欠かせない調味料が醤油です。普段何気なく使っている醤油ですが、本物と偽物があることを知っていますか。
醤油の原料は本来大豆・小麦・塩だけです。まず大豆を蒸し、炒った小麦を加え、種麹を加えて寝かせて発酵させます。
発酵させると醤油麹ができます。
醤油麹に塩を加えてもろみを作り、もろみを木樽で半年以上寝かせます。
こうしてできたものが生醤油で、保管中に発酵が進まないように火入れをします。
これで完成です。
しかし、偽物の醤油はこのような作り方をしていません。
スーパーなどで安く売られている醤油の原料を見ると、脱脂加工大豆と記載されているはずです。
脱脂加工大豆とは大豆を絞った残りかすのことで、大豆油を搾った後のものが主に使われます。
大豆油はヘキサンという溶剤で抽出しており、脱脂加工大豆にヘキサンが残っている可能性があります。
その他にもあアミノ酸やブドウ糖化糖液など本来の醤油には使われない原料も使用されています。
じっくり木樽で発酵させるのではなく、塩酸で短時間で処理していることが少なくありません。
2日程度で作れてしまうインスタント醤油なのです。
じっくり発酵させていないためうまみが少なく、腐らないようにするために防腐剤なども加えられています。こういったものは健康への影響が心配です。
調味料はわずかしか使いませんが、毎日口にするものです。
毎日の積み重ねが大きなものになります。
醤油を購入する際は作り方に気をつけてみてください。
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