玄米&野菜丸かじりで、マクロビオティック入門!

マクロビオティックという食生活のスタイルをご存じですか?全世界が肉や脂肪分を過剰摂取しがちな、欧米的な食のスタイルになりつつある傾向ですが、ここに反旗を翻して「本当に体が必要とするもの」を自然な取り方で摂取し、体本来の健康な力を取り戻そう、という動きです。

こんな風に書くと身構えられてしまいそうですが、要するに栄養価がスカスカになるまで精製されてしまった食品ではなく、できるだけ素の状態で食材を取り込み、そこにある栄養をとことん吸収しましょう、という食べ方です。厳密には、肉や魚といったたんぱく質を忌避する方法もあるのですが、ベジタリアン食やヴィーガン食に抵抗のある方も多いですから、ここでは少しだけ「なんちゃってマクロビ」食を見てみましょう。

例えば日本人の主食たるお米ですが、精製された白米ではなく、玄米雑穀に切り替える方法が提唱されています。とは言っても食べなれていない人に、いきなり全・玄米食はかなりきついもの。初心者には、白米に一割ほど、玄米やなどを混ぜ込んで炊く方法がおすすめです。慣れてくると、雑穀それぞれの味わいがよくわかるようになり、美味しいものですよ!

また、野菜は皮の部分をむかずに、丸ごと食べるのがおすすめです。にんじんなど、実は外皮の部分にこそ、高濃度の栄養が集中していることが多いので、ここを捨ててしまうのはもったいないのです。農薬の心配がない、有機栽培の野菜は少々割高に感じられるかもしれませんが、マクロビオティックを実践して全部食べきれるのであれば、俄然経済的にもコスパが良くなってきます。ご近所の農家さんに直接話ができるのであれば、ぜひ農薬使用の有無を聞いてみましょう。まずは自分の好きな食材から、少しずつこだわって楽しいマクロビオティック食を展開していきましょう!