よく料理を作っている時で味見をする時に、「この醤油味、チョット甘いので塩味がほしいな」とか、「このうどん汁、薄すぎるのでチョット塩分が欲しいな」などと思った時もあるでしょう、この時には塩を加えることになるでしょう。
もっとも、その逆もあって、塩を入れ過ぎた時などは、水を加えたり砂糖などで調整しますよね。 このように、塩や塩分というのは調味料としても大切なもので、その量においても物凄く悩むし実に存在感のある調味料なんですね。
特に、海水などから精製された塩、食塩というものはその成分はミネラルが主で、純粋な塩(塩化ナトリウム)の他にも、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルが多く含まれ、味そのものも良いが身体のためにも多いに必要なものとされているのです。
ミネラルというのは御存知のように、消化器官において食物の消化や吸収、それに老廃物の排泄、それにエネルギーを作りだすために大変重要な成分で必要とされるものなのです。
その為に、自然食品としての塩分は、調味料としては重要なもので、特に料理等に加えることによって大切な旨味やミネラル成分を摂取することができすのです。
ところで、以上のように人間や動物にとって塩や塩分というのは、身体にとってどのような理由で必要なものでしょうかっを考えてみたいと思います。 元より、陸上の動物というのは元はと言えば海の中から発生してきたということが定説になり、このように言われています。 従って、人間の体の部分部分には必ず塩分が含まれていて、しかも、血液の中の塩分濃度は海水の塩分濃度にも近いとも言われています。 このように、人の身体には沢山の塩分が含まれているが、血液は元より涙や鼻水などにも舐めてみるとわかりますがチョット塩辛い感じがする物です。
このように人の身体の構成成分は約6割が水分といわれていて、その中でも人体の塩分濃度は水分量の約0.85%といわれています。 このことは体重60kgの人では体内に必要な塩分量は水分量(体重の約60%)=36kg 、体内の塩分量は水分量×塩分濃度ですから306gということになります。
しかし、一般には塩分の取り過ぎはよく無いとも言われます。 特に、日本人の場合は一般に塩分の摂る量が多いとされ、その結果として高血圧になりやすく脳卒中の頻度が高いともいわれています。 従って、日本人の場合は減塩する必要もあり、血圧のコントロールも重要になってくるとされています。
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