パスタの種類の一つにボロネーゼと言うソースがあります。
一見、ミートソースなのではないかと思う人もいると思います。
ミートソースは、トマトとひき肉を使って煮込んで作ります。
ボロネーゼは、最後の風味付け程度にトマトを使用して作ります。
ミートソースは丸型のパスタにかけて食べますが、ボロネーゼは平たいパスタにあえることが多いです。
しかし、ボロネーゼの場合でも、丸いパスタの上にかけて出すものもあるので、見た目にはやはりミートソースとの区別が分からないと言う人も少なくはないようです。
ミートソースの場合は、肉よりもトマトの方がメインになって見えるのに対し、ボロネーゼはトマトよりも肉の方がメインになって見えるので、茶色のソースに見えます。
パスタにもぴったりのソースですが、グラタンやラザニアを作るときにもぴったりなのではないでしょうか。
ミートソースとボロネーゼは、違うようで、実は同じもの?と思われるように、イタリアと日本では呼び方に違いが有るようです。
本場のミートソースをイタリアではボロネーゼと呼んでいます。
日本では、区別があるように思えるミートソースとボロネーゼですが、本場のイタリアでは、ミートソースとボロネーゼに違いはないのかもしれません。
市販のミートソースとボロネーゼを比較してみると、写真を見る分には、同じように見えますが、原材料を見ると、ミートソースのほうが若干添加物が多く含まれているようです。
ボロネーゼは、イタリアでは「ボローニャ派のスバゲティ」のことを言うそうです。
美食の都市とも言われているボローニャでは、ボロネーゼはすごく有名な料理で、正式名称を「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」と言われています。
ラグーとは、ニンニクやにんじん、玉ねぎ、セロリ、トマト、ひき肉などの具材のことを言い、ラグーのあわせるパスタを「タリアテッレ」と言います。
ミートソースはトマトベースなので色が赤く、ボロネーゼはお肉がベースになっていて色が茶色いと識別すればいいのではないかとも思われますが、茶色のミートソースがあったり、赤いボロネーゼも実は存在すると言われています。
レシピによって、色は変化するようです。
味の違いは、甘さだと言われています。
ボロネーゼよりも、ミートソースのほうが若干甘さがあります。
ミートソースが子供に人気があるのも、甘めに造られているからなのではないでしょうか。
ボロネーゼのほうがミートソースよりも、大人向けな味なのかもしれません。
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