醤油ときいて、一般的に思いつくのは濃い口醤油だと思います。
しかし、醤油にもいくつかの種類があり、それぞれに用途も違ってくるのです。
種類によって分類すると、「濃いくち醤油」「薄口醤油」「溜まり醤油」「再仕込み醤油」「白醤油」の5種類に分類されます。
「濃いくち醤油」は、生産量の8割以上を占める最もスタンダードな醤油として、馴染みがあります。
煮物など調理で使うほかにも、そうめんやおそばなどのかけ用・つけ用としても使われています。
お刺身のつけ用としても、大活躍です。
醤油のの製造には昔ながらの製造方法で作られているなら、2,3年ほど製造した後に出来上がります。
しかし、最近の醤油は本物の醤油ではなく、醤油加工品として販売されていることがほとんどだと言われています。
薄口醤油は、関西では主流として使われている醤油だと言われています。
「淡口醤油」と呼ばれており、「色が淡い」と言う意味だったのですが、「薄口」と同じ呼び方だったため、「薄口醤油」と言われるようになったと言われています。
つけ用・かけ用には不向きと言われていますが、野菜の煮物やお吸い物、うどんつゆなど、あまり色をつけたくないときにオススメです。
濃い口醤油よりも、塩分は高いので気をつけなければいけません。
たまり醤油は、余り出回っていません。
製法も、ほとんどが大豆で作られているといわれており、照り焼きなど、照り感を出したい料理を作るときにもおすすめだと言われています。
濃厚でとろりとした味わいのある醤油です。
再仕込み醤油も、余り出回っている醤油ではありません。
醤油を2度醸造するような製法で作られているので、際仕込み醤油と言う名前がついています。
材料も時間も手間暇かけて作られていることから、すごく貴重な醤油だと言われています。
お刺身の付け醤油としてすごく愛されています。
白醤油も余り出回っている醤油ではなく、製法は、蒸した小麦を主原料に、言った大豆を少量だけ使って麹を作ります。
素材に色をつけたくないときには白醤油を使うと、彩の綺麗な料理ができるので、高級料理店で使われる料理のかくし味や、うどんの汁などに利用されています。
醤油と一言で言っても、いろいろな種類があり、それぞれに製法や用途が変わってきます。
料理をするときに、使い分けると、より楽しく料理をする事ができるのではないでしょうか。
そして、今までよりも美味しい料理を食べることができるかもしれませんね。
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