多くの料理に欠かせないものとして、日本ではだしと呼ばれていますが、フランスではブイヨンと言います。
洋食のだしは、肉や魚と野菜の出汁で作ったものをブイヨンと言い、和食の鰹と昆布の一番出汁だしと同じで、味わいは全く違うものになり、料理に合わせて相性が変わるので、使い分けをする事が良いです。
洋食のだしは厚みがあるゼラチン質の旨みのだしで、フレンチの味付けは、多くの調味料やハーブなどを使う事で、アクセントをつけて仕上げていきます。
日本料理のものと違って、骨も叩き割って長時間煮込む事で、抽出できるだしです。
冷えた洋食の出汁は、肉も魚もゼラチン質で固まるものが多い特徴があります。
日本食で一番ポピュラーな鰹と昆布の一番出汁は、厚みはないがすっきりとした、旨みのキレが強いだしと言えます。
料亭などではだし作りが一番の基本とされ細かい日本の料理に合っていると言えます。
多くの料理に使用されるスッキリとした味わいの日本のだしは日本人に愛されていると言えます。
日本のだしは日本料理に限らずにポトフなど味がボーッとしがちな料理に、日本料理の出汁を加え、アクセントをつけて仕上げる事もおすすめと言えます。
料理をしていていまいち何か味が足りない気がする事や味がぼやけている事は多く感じる事があると思いますが、日本の出だしを加えるときゅっと引き締まると言えます。
最近では日本のだしでは、簡単に使えるだしが市販されているので、とても便利になったと言えます。
液体だしは、多くの種類のだしが液状になっていて、1回分ずつの袋に入っている物や瓶に詰められたものなどがあります。
濃縮されたもので、使用時は水やお湯などで薄めて使います。
鍋用のだしやうどんのつゆ用のだしが挙げられます。
固形だしは、水分を取り除いて顆粒状にしたり固形にされただしです。
イノシン酸という鰹の旨み成分だけを抽出して食塩を加え、顆粒状にしたものが一般でよく使用されています。
だしパックは、加工されただしとは少し異なり、手軽にだしをとることができるように、鰹節や昆布を破れない丈夫な紙のパックに入れて、熱湯にパックを入れてだしをとるものです。
科学調味料と違い、だし本来のものがとれるので風味も一味違うと言えます。
日本で良く使われるだしは、海外のブイヨンとは材料が大きくことなりますが、だしもブイヨンも料理にはとても大切なものの一つです。
和食や洋食に関係なく使い分けする事が肝要です。
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