塩の種類と種類別に合う料理について

には原料の違いによって大きく海水塩と岩塩そして湖塩の3種類に分かれます。

海水塩は海水を原料にして作られている塩で、海水中に存在していたナトリウムやカリウムそしてマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
更に海水塩から塩を作り出す方法によって、天日塩と釜炊き塩そして再生加工塩と精製塩の4種類に分けられます。

天日塩は、塩田の海水塩を太陽の光や風に当てて天日干し、その塩田を移動させながら日数をかけて塩分を濃縮していくことで塩を緩やかに結集化させていき、塩化ナトリウムやその他の海水に含まれているミネラル分もそのまま残して作られた塩になります。

釜炊き塩は、海水塩を天日干ししてから、釜炊きを行って水分を蒸発させて作った塩になります。
釜炊き塩も塩化ナトリウムが多く含まれて、海水に含まれていたミネラルも残っています。

再生加工塩は、輸入してきた天日塩を一旦水や海水に溶かしてからミネラル分を追加して作った塩になります。
精製塩は、電極とイオン交換膜を使用して海水から塩化ナトリウムを取り出し、それを釜炊きして水分を取り除いて作り出した塩になります。

ところで一般に利用されている食塩も精製塩に入り、その製法は海水から塩化ナトリウムをイオン交換膜透析法で抽出して濃縮してから、真空蒸発缶で煮詰めて作られています。
天日干しを行わない分広大な土地を必要とせず、天候に関係なく精製できる利点もありますが、その成分の99%が塩化ナトリウムになるので、ナトリウム以外のミネラルは含まれていないので、いわゆる塩ではありますが、ミネラルが不足している分必要なミネラルは他で補う必要があります。

岩塩は、海底の地層が隆起して地上で岩塩層を形成し、その岩塩層からとれる塩のことです。
特徴として塩化ナトリウムの純度が高い塩になります。

湖塩はもともと海だった湖の塩分であったり、地中にある岩塩が雨水や地下水などに溶け出して湖に流れ込み、その結果塩分濃度が濃くなった湖からとれる塩分のことです。
湖塩も高い純度の塩化ナトリウムやその他のミネラルが含まれています。
岩塩や湖塩から塩を作り出す方法は、水に溶かした後に天日干しを行なったり、釜炊きして水分を取り除いて製塩します。

料理に合う塩ですが、海水塩はおにぎりや魚料理、肉類では鶏や豚の料理など、和食に合う塩になります。
岩塩は牛肉などの肉料理に合う塩になります。
湖塩は煮込み料理やマリネに合いますし、肉料理にも合う塩になります。

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