自然食品の甘酒の種類と効能

甘酒の種類

近年、何かと話題になっている甘酒ですが、確かに、甘酒は喉越しも良く、美容と健康にも良いので、それはごく当然の流れではないかと思われます。

甘酒は、大きく2つの種類に分けることができます。
ひとつは、酒粕と砂糖で作られ、アルコールの入っている「酒粕」です。
アルコールや砂糖が入っているので、子供やダイエットには不向きと言えるでしょう。

もうひとつは、原料が麹と水で作られ、ノンアルコールである「米麹」です。
ノンアルコール、砂糖不使用なので、子供の離乳食や砂糖の代わりとして、又ダイエットにも適しているでしょう。

自然食品の甘酒には、添加物や防腐剤などは一切使用されておらず、自然栽培の米と水のみで作られています。
その自然栽培から作られたお米と米麹を一晩じっくりと発酵させ、甘みを凝縮させてできたのが、甘酒です。

効能

では、甘酒には、どのような成分が含まれているのでしょうか。
酵素、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群、葉酸、食物繊維等、実に豊富な栄養成分が含まれています。

「酵素」は、人間の細胞の修復や再生を助けてくれるため、肌の新陳代謝が良くなり、美肌効果が期待できます。
又、食事などの栄養素をエネルギーに変えてくれるので、代謝機能が良くなり、疲労回復や、お通じを良くする効果があります。

「ブドウ糖」は、生命維持に欠かせないエネルギー源のひとつであり、中でも、脳の唯一のエネルギー源であるため、集中力アップに繋がります。
又、ブドウ糖が塩分の吸収を促進させるため、熱中症対策にもなります。
肝臓がアルコールを分解する時にも必要な成分でもあるので、お酒の飲み過ぎによる二日酔い対策としても期待できます。

「アミノ酸」は、タンパク質を作り、臓器や神経伝達物質、血液などの人間の身体作りに欠かせない成分です。
体力回復、脂肪燃焼、免疫力アップ、美肌効果、脳機能の活性化、リラックス・安眠効果など、様々な効果を得ることができます。

「ビタミンB群」は、身体を動かすエネルギーにとって欠かせない栄養素です。
ビタミンB1は、脳や神経機能を正常に保つ働きを持っていますし、
葉酸は、血を作ったり、人間の細胞の生産や再生をサポートします。
そのため、葉酸が不足すると、胎児や乳児の発育不全を招いたりしますし、又、生活習慣病、悪性の貧血を予防

食物繊維は、腸を刺激することによって、お通じを良くしたり、腸内のビフィズス菌などを増やして、整腸効果をもたらしたりします。

摂取方法

これら、実に様々な効果の期待できる成分が凝縮された甘酒ですが、どのようにして日常に取り入れていくと良いのでしょうか。
単に甘酒をそのまま飲むだけでなく、色々な方法で甘酒の成分を摂取することができます。

まずは、前途したように、甘酒をそのまま飲む方法です。
特に、朝起きた時に飲むと、その日1日のエネルギーの代謝を高めてくれるので、よりダイエット効果が期待できます。
又、酵素などが腸内環境を整え、便通を促してくれます。
すっきりとした朝を迎えることができるでしょう。

それ以外にも、食事の中に、砂糖の代わりとして、調味料として、料理に加えることもできます。
例えば、お味噌汁に甘酒を加えることで、甘みや旨味が加わり、美味しくいただくことができます。
又、パンケーキミックス、おから、卵、豆乳、バター、菜種油、レーズンの中に甘酒を加えることで、美味しいお菓子が出来上がります。
このようにして、料理の中に甘酒を加えてみることもおすすめです。

身体の内側からだけでなく、外側からも、甘酒の成分を浸透させることも可能です。
例えば、甘酒洗顔。
甘酒で洗顔することによって、コウジ酸がメラニン色素を黒くさせることを防ぐ効果を持っているので、シミやくすみの予防になります。
あるいはビタミンB2、6によって、タンパク質の代謝を助け、それにより、肌の保湿効果や湿疹、蕁麻疹などのアレルギー症状の緩和を促してくれます。

又、米麹をお茶パックに入れてお風呂でもみほぐして入浴する、方法もあります。
その他、甘酒の成分の含まれたスキンケア用品もたくさん出ているので、是非試してみてはいかがでしょうか。

このように、様々な効能のある、栄養成分豊富な甘酒。
是非色々な形で日常に取り入れて、心身ともに健康な生活を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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