もっと、お米を楽しもう
澤田米穀店(北海道北斗市)は大正4年創業。四代目の漂田導俊さん(40歳)は、北斗市を中心に、北海道·北陸各地の田んぼを訪ね、契約農家から特別栽培米を直接仕入れています。収穫したお米は二段乾燥でじっくり籾乾燥し、低温倉庫で保管、注文を受けてからその場で1kgという少量から精米して販売するという、一歩踏み込んだ米屋さんです。
ここ数年の淫田さんのテーマは“お米を楽しむ”こと。「値段や銘柄で選ばれがちですが、広い北海道の中でも産地や生産者によって味が違うんです。農家さんの顔を思いながらお米を選ぶ楽しみを、消費者の方にも知ってほしいですね」。お米を楽しんでもらうツールとして、北海道産の食材を活かしたふりかけや炊込みご飯の素も開発しました。
お米の味を最大限に出す
お米のおかずの次に考えたのが、米の加工品です。5年ほど前から米菓子の開発を模索していましたが、大きく背中を押したのは長男、晋之介くんの誕生でした。「1才の頃、いろいろ取り寄せましたが、砂糖や塩が入ったものばかりで、お米だけのお菓子がない。北海道ではお菓子というとトウモ
ロコシやジャガイモですが、おいしい米もあるんです。そうだ、 息子も食べられるポン菓子を作ろう、と」。
ポン菓子は、お米を高温高圧で圧縮し、一気に減圧して膨張させた米菓子です。 お米をばらばらに膨張させたポン菓子は幼児には食べにくいので、食べやすい円盤状にしたボン菓子チップスを考えました。お米の味を最大限に出すために、温度と圧力を細かく設定できる機械を捜し歩き、ついに海外で発見。自社工場に据え付けてポン!したところ、「何も味をつけなくても、お米がおいしいからおいしい。米屋ならではのお菓子ができました」。
地元で、早くもブレイク中
原料米は北斗市の隣町·知内町の帰山和敏さんによる特別栽培、品種は道南を代表する「ふっくりんこ」です。 仕入れから精米、お菓子製造、販売まで漂田米穀店が一貫して取り組みます。
4月から地元で先行発売したところ、安心安全なおやつを求める保育園や、 アレルギーの子をもつ親御さんから問い合わせが続いているそうです。
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澤田米穀店 特別栽培米ふっくりんこJAPON白米プレーン 10枚
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