洗って何度も繰り返し使える ミツロウから作った天然ラップ

手で温めて、びたりとラップ

aco wrap(アコラップ)は、ミツロウをベースにしたオイルを、たっぷりとオーガニックコットンの生地にコーティングした、何度も使える食品用ラップで
す。
手で温めると、ミツロウが柔らかくなり、器や食材をびたりとラップします。
野菜の切り口に巻いたり、パンを包んだり、食材が残ったお皿のフタとしても使えます。ゴミを出さないので、アウトドアシーンでもお皿代わりに使えます。
冷水で洗って約半年~1年様り返し使用でき、最後は土に遭ります。

日本の食事や暮らしに寄り添う

浦川篤子さんと小林且さんがacowrapを立ち上げたきっかけは、オーストラリアで洗って使うミツロウラップに出合ったこと。最初はお皿に使っていましたが、ラップした人参が時間が経っても黒くならないのに気づき、「すっかりハマ
りました」と浦川さん。このラップを日本でもたくさんの人に使ってほしい、と、商品を手作りし始めたのは2017年7月。「ECO」だけじゃない+αの価値を提供したい、という思いから「aco wrap」と名付けました。
日本の食事や暮らしに合うように、サイズは和食器の大きさと貼り付ける部分に合わせています。 Sは三寸(直径約13cm)、Mは五寸(直径約19cm)、 Lは9寸(直径約33cm)。 色も日本の伝統色「(かざね)色目」を意識して、泥色(泥染め)、解芳色(出染め)、みつろう色(ミツロウの色)、精現色 (監·桐木染め)、 青色(監·泥染め)の5色です。

素材が「呼吸」している

作り方は家内制判手工業そのもの。フェアトレードのオーガニックコットンを、大阪から奄美大島の大島柚で知られる「金井工芸」に送り、職人さんに天然染料で手染めしてもらいます。それを丸く切って、両面にオイルを塗るのも、浦川さんと小林さんの手仕事です。
オイルは、岐阜県のミツパチの巣から採取したミツロウをペースに、未精製ゴールデンホホバオイルと植物由来の天然油脂を加えた100%天然素材。生地を浸して引き上げると冷めて固まり、コーティングされます。
ミツロウとホホバオイルには抗菌性と天然の保存性があります。また、acowrapは完全密封ではなく素材が「呼吸」しているのも特徴。プラスチックのラッ布地やミツロウは若干の空プと違って、気を通すからです。野菜の鮮度をキープできる理由は、この辺にありそうです。

いま、私にできること

浦川さんは、エクアドルの先住民に伝わる「ハチドリのひとしずく」の話が好きです。森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になる」。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました。
「いま私にできることとして、 acowrapを地道に一枚ずつ売ってます」と浦川さん。若い二人のチャレンジを応援したいと思います。

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acowrap みつろうラップ

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洗って何度も繰り返し使えるミツロウから作った天然ラップです。手で温めると、みつろうが柔らかくなり、器や食材をぴたりとラップします。
奄美大島の大島紬で知られる『金井工芸』の職人の手によって染められた、美しい色が特徴です。色も日本の伝統色「襲(かさね)色目」を意識して、泥色(泥染め)・蘇芳色(茜染め)・みつろう色(ミツロウの色)・翡翠色(藍・福木染め)・青色(藍・泥染め)の5色です。
日本の食事や暮らしに合うように、サイズは和食器の大きさと貼り付ける部分にあわせています。