食べやすい発芽玄米

健康的な食生活を心掛けるには農薬、添加物などの心配の少ない自然食品を摂ることですが、基本は主食であるお米にこだわることでしょう。
栄養価から考えると玄米ですが、少し癖があり食べにくいのが難点です。
そこでおすすめなのが発芽玄米です。

発芽玄米に白米より多く含まれている栄養素は食物繊維、ビタミンE、マグネシウム、カルシュームなどのミネラルが多く含まれています。また白米から摂取するのが難しいフェルラ酸、オリザノール、GABAなども多く含まれています。
さらにPSGと呼ばれる新機能成分が研究過程から発見され、中性脂肪や基礎代謝の改善にかかわり、体脂肪のつきにくい体づくりに効果があります。
いくら体に良い食品と言っても価格が適当で、何よりの毎日おいしく食べられなければ長続きしません。

発芽玄米をチャーハン、カレー、お茶漬けなどにも普通に使えて便利です。また冷めてもおいしいのでお弁当にも詰められます。
他にも今はやりのグラノーラ フルーツやそのまま食べられる朝食バーなどの加工品もあり、発芽玄米と変わらない栄養素が含まれています。

マクロビオティックにおける、お料理の甘味の付け方

マクロビオティックは色々な原則がありますが、そのひとつに白砂糖を使わない、というものがあります。
しかし、いきなり白砂糖がダメだ言われても、今までずっと使っていた白砂糖がダメと言われてしまってはどうすれば良いか分からない…そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マクロビオティックでは、甘味はどうやってつけるのでしょうか。
白砂糖の代用品とともにご紹介したいと思います。

まず、どうしても今までのように白砂糖のような使い方で甘味をつけたいときには、白砂糖ではなく、甜菜糖を使いましょう。
甜菜糖は一般の白砂糖とは異なり、「甜菜」を原料として作られています。白砂糖はサトウキビからできており、体を冷やす作用があるのですが、甜菜は体を温める作用があるのです。
また、甜菜糖にはオリゴ糖が含まれており、お腹の調子も整えてくれます。
甜菜糖は白砂糖に比べてこのように利点が多いため、マクロビオティックにおいて推奨されています。
しかし、砂糖の使いすぎ自体が体に良いことではないので、白砂糖より体に良いから、とたくさん摂ったりはしないようにしましょう。

また、黒砂糖もミネラルが豊富に含まれており、白砂糖よりも良いとされています。
それ以外にも、メープルシロップ蜂蜜なども白砂糖の代わりとして用いられます。
また、原料が米である米飴というものもあります。さらに、同じ米が原料の甘酒を甘味付けに使うこともあります。

たくさんの代用品はありますが、自分が使いこなせそうなものから選んでいって頂ければ良いと思います。
しかし、一番良いのは、素材そのものの甘さを感じることです。
かぼちゃやサツマイモは、それだけで十分に甘いですよね。
いつも食べるカレーもルーを使わずにかぼちゃのペーストを作り、そこにスパイスを足していくと、ぽってりとした感じはそのままに、お子様でも食べられる甘口の美味しいカレーができます。
このように、工夫次第で白砂糖を使わずにお料理に甘味を加えることはいくらでもできます。
少しでも体に優しいお料理を心がけていけると良いですね。

【注意】蜂蜜は1歳未満の乳幼児には与えないでください。

食べる?食べない?年越しそば

年越しそばといえば日本の伝統的な年末年始の習慣ですよね。とあるアンケート調査によると、今年年越しそばを食べる予定だと答えた人は約8割だそうです。これを多いと取るか少ないと取るかは人それぞれでしょうが、少なくとも大多数の日本人に親しまれたイベントであることは間違いないですよね。そんなそばは意外に栄養が豊富なことで、近年改めて注目されています。

その栄養の一つが、ポリフェノールの一種であるルチン。ポリフェノールというとどうしても赤ワインやカカオなど色が濃い食材をイメージしてしまいがちなので、そばが?という気がしませんか?ルチンは血圧を下げたり毛細血管を強化し、血液の流れを良くする効果が認められています。

またポリフェノールと同じく美容に欠かせないビタミンB群も見逃せません。実はこのルチンやビタミンB群が豊富な希少な麺類として、海外でも人気を集めているのです。海外で主に食べられる麺類といえば小麦が原料のパスタや、米が原料のビーフンなどです。しかしそれらの食品は炭水化物がほとんどで、そばのような栄養はほとんど含まれていません。欧米を中心に人気が広がっているグルテンフリー(小麦を抜いた食事療法)で、パスタの代替品として注目を集めるのも納得ですよね。

そんなありがたい栄養がたっぷりのそばですが、ちょっと惜しい点もあります。それはルチンは水に溶けやすい性質のため、普通にゆでてゆで汁を捨ててしまうとルチンも失われてしまうのです。そのため可能であればゆで汁も利用するか、よりルチンが多く含まれた韃靼そばを食べるようにすることをオススメします。韃靼そばはやや苦みがあるので好き嫌いが分かれそうな味ではありますが、薬味をたっぷり使えば食べやすくなります。

日本の伝統的かつ日常的な食材でありながら、海外からも注目されるようになってきたそば。今年はその栄養にも注目しながら1年の締めに食べてみてはいかがでしょうか。”

年末年始は自然食品うこんで肝臓の機能をサポート!

年末年始は、お酒を飲んだりごちそうを食べたりするイベントが目白押しです。クリスマスパーティーや忘年会、それにお年始の宴会などに楽しく忙しい日々が続きますが、同時に胃腸をゆっくり休める暇もなく、来る日も来る日もキャパシティをオーバーぎみ…そんな風に、内心げっそりしてしまっている方も多いかもしれません。

こんなパーティーシーズンの年末年始に、強い味方となってくれる自然食品があります。それは「うこん」。英語ではターメリックともよばれ、カレーの黄色い色とスパイシーな風味の元になっている植物です。一見するとしょうがのようで、根の部分を乾燥させたりして利用するものです。

このうこんには、非常に強い肝臓のサポート作用があります。うこんの黄色味はクルクミンと呼ばれる成分で、抗酸化・がん予防・血糖値やコレステロール値を下げる作用を持っています。このクルクミンが、普段以上の過多な飲食、特にお酒に疲れてしまった肝臓の機能を回復させるのです。

うこんを効率的に摂取するには、国産うこんを利用したサプリメントやドリンクなどが多く出回っています。沖縄の特産品であるウコン茶にも、同様の肝臓機能サポート機能があるのでおすすめです。

また、自分で作る食事にて肝臓サポートを施したいと言う場合は、やはりカレーの出番でしょう。これを機会に、カレーライスをルウではなく。スパイスから作ってみるのも一興です。少しさらさらとしたテクスチャーのカレーになりますが、野菜をたっぷり入れて風味豊かに仕上げてみましょう。食欲も進む一品となります。

また、これらウコン粉末をスパイス状態で入手することができたら、他のお料理にも幅広く使ってみましょう。フランスのお鍋料理である「ブイヤベース」、スペインの炊き込みご飯「パエリア」は、どちらも元々はサフランスパイスを使用します。実はこのサフランスパイスの黄色味にもターメリック同様クルクミンが豊富に含まれており、肝臓強化メニューとしては最適です。

ただ、サフランは非常に希少価値が高いため、お値段が張るのが難点です。このサフランを、ターメリックパウダーで代用しても肝臓強化機能は全く見劣りしません。色味も綺麗に仕上がるので、ぜひ利用してみましょう。また、これらのメニューにはぜひあさりやえびなどを入れましょう。これら魚介類にはタウリンと呼ばれる成分が豊富ですが、こちらもクルクミン同様肝臓の機能をサポートしてくれます。うこん(ターメリック)と魚介類のダブルサポートで、美味しく健やかに年末年始を乗り切りましょう!

マクロビオティックの基本的な始め方の考え方

マクロビオティックをこれから始めてみたいと思っている人も多くいるでしょう。
しかし、いきなり今までの食生活をマクロビオティックに変えるというのはなかなか難しいです。
マクロビオティックは摂るべき食材のルールのようなものが一応ありますが、それにいきなり全てシフトしていく必要はないのです。

本来はマクロビオティックはこれを食べないといけないという絶対的なルールはありません。
テンプレートや見本のような食べ方、食材の選び方はありますが、それを絶対に遵守しないといけないというものではないのです。
それを基本にしていければ良いということになります。
だから、マクロビオティックを実践していくときには砂糖をとってはいけないと言われることもありますけど、それも絶対にというわけではなく、そうした方がより望ましいということです。

玄米雑穀などの穀物と海藻、そしてを中心とした食事をまずは行いつつ、それ以外の部分では自分なりにできる範囲で、マクロビオティックの原則を守って続けていくだけでも意味はあります。
今までの食生活から全てをマクロビオティックの食生活に変えようとすると、ストレスも溜まりやすくて続かないので、そこはできる範囲で変えていくという考えで良いと思います。

マクロビオティックは原則はあっても、正解があるというわけではないので、原則に縛られる必要はないと思います。自分らしいマクロビオティックを実践していければ良いのです。

より安全な食を求めるならば自然食品が良い

食に対しては安全なものを求めたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
安全な食品というものに関して言えば、自然食品というものがあります。

これは農薬や化学肥料をできるだけ使用しないで育てられたもので、野菜などが該当することが多いです。
大根、きゅうり、ジャガイモ、ブロッコリーなど、いろいろなものが該当します。
ただ、自然食品に関しては安全性はそれぞれで異なる場合が多いです。
というのも、農薬や化学肥料を全く使っていないとは言えない場合もあるからです。
自然食品は通常の食品よりは使用量が少ないとは言えるものの、全く使っていないのか?少しは使っているのか?少しは使っている場合にはどれくらい使っているのか?で違いがあるということです。
ただ、通常の食品と比べたら使用量が少ないというのはありますから、通常の食品と比べたら自然食品は相対的に安全性が高いと言えます。
したがって、絶対的な安全を保証するものと考えている人がいたら、それは間違いですけど、少しでも安全なものの方が良いと思っている人にとっては、自然食品を選ぶと良いとなるのです。そして、自然食品の中でも安全性がより高いと思われるものを買って、食していくのが良いということになります。

自然食品の安全性の意味については、もしかしたら誤解している人がいるかもしれませんが、絶対的に安全なわけではないですし、商品によって安全性のレベルは多少なりとも変わってくるというのは知っておきましょう。

日本食に近いマクロビオティック

マクロビオティックの考えによって作られるメニューは、日本食を食べる際と同じような感覚があるのではないかと認識されています。

マクロビオティックでは、玄米穀物などの自然食品をメインに据えることが一般的であり、ご飯と味噌汁を好む日本人の食事に似通ったものがあると言えるでしょう。
玄米や雑穀などの穀物が中心に据えられることで、健康的な暮らしを維持できるメリットが生み出され、その点はマクロビオティックの良いポイントとしても挙げられています。
主食にあたるお米や大豆からできるメニューに加えて、おかずとして魚や野菜を盛り込むことも、マクロビオティックと日本食との共通する事項のひとつとして掲げられるのではないかと思います。

このような形式で作り上げられる食事のメニューは、健康維持や長寿化にマッチしているとされており、マクロビオティックとしても強く推奨されているのではないでしょうか。
日本では昔から玄米や大豆などの食品類が積極的に食べられてきているため、ヘルスケアという観点からは合理的なものとして認識されています。
穀物を中心に据えた食事という点は、マクロビオティックや日本食の特筆するべき部分として認識されています。
そのため、今後マクロビオティックを実践してみたいと思っている人に対しては、日々の食事で玄米や雑穀を中心としたメニューや、大豆からできる味噌汁を添えることなどがお勧めされていくのではないかと思います。

話題の自然食品「チアシード」は汎用性が高い

近年、巷を騒がせている自然食品「チアシード」…既に皆様の耳に及んでいる事だと思われます。スーパーフードとも呼ばれ、マスコミなども現状こぞって取り上げています。
ですが、チアシードがそもそも何なのか等、得体の知れない感覚も少なからずあり、手を出すのを未だ躊躇っている方も多いのではないでしょうか?

チアシードとは、「シード」の名のとおり種子であり、中南米に生息するシソ科の植物の一種から採取出来ます。
では、その「種子」が何故これほど話題になっているのかと言うと、それは種子に含まれる栄養価にあるのです。
ビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維、そして女性に嬉しいオメガ3脂肪酸など、その小さな見た目からは想像が出来ないほどたくさんの栄養価を含んでいるのです。
要は重量対効果に極めて優れており、これがチアシードが自然食品の中でもスーパーフードとカテゴリされる理由だと言えるでしょう。
それだけではありません。通常、栄養価に優れた食品は癖があったり食べにくかったりなど、摂取に煩わしさがあるものですが、チアシードにはそれがないのです。

チアシードはそもそも味自体がほとんどなく、あらゆる食べ物に混入させても全く主張しないため、容易に摂取が出来るのです。
よって飲料、サラダ、見た目のアクセントなど使い方は様々です。この汎用性の高さは、利用しないに は勿体無いと言えます。
巷を騒がせているチアシードは、巷を騒がせるだけの理由があるのです。

マクロビオティックの食事内容

近年度々耳にする事のあるマクロビオティックという単語ですが、ダイエット経験のある女性ならある程度ご存知だと思います。
ですが、その具体的な内容にまで触れた事はありますか?マクロビオティックは知ってるけど、どんな食事内容なの?と思われる方も多いでしょう。

マクロビオティックの食事内容とは、要は毎食を穀物や野菜などを中心とした「自然食」を概念とし、健康を目的としたものと考えて良いでしょう。
「自然食」であるため、同じ野菜でも無農薬または極力農薬を使用していないもの、無添加である、旬の野菜である等の条件も備えています。
よって全粒穀物を主食とし、野菜や海草豆類が主な食事内容となるでしょう。糖類も精製された砂糖は使わず、てん菜糖メープルシロップなどを使用します。
肉類に関しては決して禁止ではないのですが、マクロビオティックの条件から考えると必然的に避けるべき食材のひとつになると言るでしょう。
乳製品や卵、魚介類も基本的にはマクロビオティックの概念からは外れますので、避けるべき食材となります。

このように一見かなり侘しい食事になると思われ、それで健康を維持出来るのかと疑問に感じると思います。
ですが、主食を白米から玄米等のその他穀物に移行しているので、穀物の栄養価が高い事から、栄養摂取の観点で言えば特に問題は起こらないのです。

前述した「避けるべき食材」も、厳密には完全に禁止という訳ではないので、ベジタリアンのような生活をしろと言う訳でもないのです。
好き放題食べたら身体に悪い、でもベジタリアンみたいな縛りはない…この丁度良いどっち付かずが、マクロビオティックの食事内容となるのです。