夏は、暑さから食欲が落ちてしまう人も多いのではないでしょうか。
しっかり食べなければいけない、とわかっていても、ボリューム満点の食事を目の前にすると、つい引いてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、沢山食べなくても体に必要な栄養を、効率よく摂れる食事がお勧めです。
この夏特におすすめなのは、玄米甘酒です。
玄米は、マクロビオティックに興味のある人なら口にしたことがあるでしょう。精白される前の、栄養たっぷりのお米です。玄米には、ミネラルが豊富に含まれています。汗をかくとミネラルが失われるので、白米を玄米に変えるだけでもミネラルの摂取量が増えます。
甘酒は、豊富な酵素が含まれていると共に、塩分、糖分、ビタミンが豊富に含まれています。甘酒の栄養素は点滴と似ていることから、「飲む点滴」とも言われています。
この、それだけで体に良い玄米と甘酒をドッキングさせた玄米甘酒というものがあります。パウチタイプでお店に売っているし、もしなくても簡単に作ることができます。用意するものは、炊いた玄米、麹、水。炊飯器に材料をすべて入れ、6時間ほど待つと出来上がります。
また、夏は暑いからと冷たいものを摂取しやすい時期ですね。たしかに冷たいものはほてった体にとっておいしいのですが、摂りすぎると体の内部が冷えてしまいます。ためしに、暑いと感じる時に腹部を触ってみてください。この時に、腹部が冷たい人は体内が冷えているので、注意が必要です。
ここで、生姜が活躍します。
先ほどの玄米甘酒に、すりおろした生姜を入れます。すると、体を温めながら栄養を補給できるんです。
栄養を摂りながら、冷えも防いで暑い夏を乗り切りましょう。
マクロビオティックで夏を乗り切る食材
夏に食べたくなるものとしてきゅうりやナス、トマト等体を冷やすものがあります。
夏は陽性だからどうしても陰の食べ物を欲するのは仕方が無いことだと思います。
マクロビオテックは身土不二という考え方なので旬の食べ物を食べるのは自然の節理と言う事ですね。夏を乗り切るのはこういった夏野菜を使った料理が体に優しいのだと思います。
家庭菜園をしておりまして、その時期にできたものを食べるようにしています。
取り立てはとても新鮮で味が濃い気がします。
きゅうりはシンプルにぬか漬けで食べています。栄養も豊富で乳酸菌も沢山いる上に、生きて腸まで届いてくれるのがありがたいです。
ナスは揚げ浸しでさっぱりと頂きます。お酢と大根おろし、精進だしを使用しました。
冷やしても美味しく、冷蔵庫で二、三日保存できます。
トマトは毎日食べるサラダに入れたりするのは勿論の事、たまにトマトが沢山乗ったパスタを作ります。味付けはレモンの絞り汁や胡椒。バジルの葉っぱを乗せると色鮮やかになります。お味も夏にぴったりのさっぱりと爽やかな味です。
大葉や茗荷もちょっとした飾りつけに使ったり、納豆に混ぜたりして食べると美味しいです。
とうもろこしはさっと茹でてそのままガブリの丸かじりです。
これは夏の最大の贅沢と言っていいほどです。
この時期玄米はあまり食べたく無くなるのですが、梅干しを乗せて食べたり、ご飯にお酢と甜菜糖を加え稲荷ずしを作ったり何かと工夫してます。
そんな感じで夏食材の食べ方を書いてみました。
夏のパワーの詰まった野菜を食べて、夏を乗り切る力をもらいたいです!
玄米主食に夏野菜を摂取しよう
まず簡単にマクロビオティックについて説明をするのなら白米の代わりに玄米を食べるといった穀物・野菜・海藻を中心とした食事をし自然と調和をはかり健康を心がけるといった所です。
他にも出来るだけ近くの土地で作られた作物や旬のモノを食べるのが基本的な考え方なので夏のマクロビオティックは玄米を主食にナスやトマト、キュウリといった夏野菜をしっかり食べることだと言えます。
旬の食べ物というのはそれだけ栄養価が高いですし、夏野菜は体温を下げてくれる働きがあるので体にいいのです。またマクロビオティックの考え方のひとつに砂糖を摂取しないというのがあって甘味が欲しい場合は米飴や甘酒やメープルシロップやはちみつを代用するように勧めています。
しかし夏はジュースやアイスといった冷たいモノが欲しくなってしまいますし、スポーツ飲料にだって糖分は含まれています。なので誘惑が多くて我慢するのは大変ということが出来るでしょう。
その上きちんと水分を摂取しないと熱中症になってしまう恐れがありますので、ウーロン茶を飲むことをオススメします。ウーロン茶はカロリーゼロで体にいいし体を冷やす働きがあるので夏にピッタリです。
あと寒天もマクロビオティックでも食べて問題ないので、夏は果物などを使用して手作りのゼリーなどを作ってみるのもいでしょう。砂糖は虫刺され、肌荒れ、だるさ、夏バテ、熱中症の原因になるので出来る限り取らないように心がけて欲しいと思います。
きゅうりを使った夏のマクロビレシピ
マクロビオティックは季節によって野菜の種類がちがいますし、なにより夏なんかは熱い気候で身体が欲しがる食べ物を取り過ぎたりすると、マクロビオティック的な陰陽のバランスが崩れがちだと思います。個人的にはストイック過ぎないゆるい感じのマクロビレシピを探していましが、夏の風物詩であるきゅうりを使った料理なんかはとても気に入っています。
きゅうりと言えば豊富なカリウムやビタミンCや消炎作用があり、水分もたっぷり入っていて夏の体調変化には良く効果があると言われています。マクロビ的には陰性なので摂取しすぎなければ暑くなった身体を十分にクールダウンしてくれるのも嬉しいですね。まず定番なのは酢の物として食べる方法だと思います。ワカメなどの海藻類や春雨などを加えて、みょうがやいりゴマなどで風味を加えると食欲が落ちた身体でも美味しくいただけちゃいます。
きゅうりを使った料理と言えば、近年でもブームになったことがあるご飯との組み合わせて冷たくいただく料理だと思います。一例としては冷や汁てきな感じでご飯の上に夏野菜を乗っけて、その上からダシなどで味付けをするものですが、これは本当に美味しくてお勧めです。ダシには味噌・醤油・梅酢・などを加えるのもいいですし、載せる具材としてはしいたけや切り干し大根・みょうがや大葉を風味として加えるとさらに美味しくなります。このようにきゅうりは夏のマクロビレシピとして簡単で安く作れるのでお勧めです。
夏のマクロビオティック料理
夏のマクロビオティック料理は主に身体の熱を冷ますことにフォーカスして食材を選びます。
マクロビオティック料理では、食材を選ぶ時、陰陽の視点で見ていきます。
夏は気温が高いので、身体も熱を帯びやすくなっています。
この熱を冷ますには「陰性」の食材を選ぶというわけです。
「陰性の食材を選ぶ」といっても、夏に旬を迎える食材を選べばよいのです。
ここでで野菜についてですが、夏が旬の野菜を選ぶには夏の畑を思い浮かべて下さい。
「茄子」「きゅうり」「トマト」などが代表格です。
フルーツの部類ではありますが、「スイカ」も夏を代表する食材といえます。
これらの食材をそれぞれの特徴を活かして料理すれば、夏の身体をいたわり、元気を保つことができます。
まず「茄子」ですが、茄子は油との相性がぴったりです。
ごま油で、炒め、醤油で味付けしたものは玄米ともよく合います。
次に「きゅうり」は、サラダにしても、ピクルスやぬか漬けにするのもよいですが、
こちらも加熱すると一味違った味わいが新鮮です。
例えば、スープに入れてさっと煮たり、斜め切りにして炒めたものも独特の歯応えが生で頂くのとはまた別な食感になってとても美味しいです。
「トマト」は南米が原産地といいますから、まさに夏の野菜です。
そして世界中に広まって各国の料理に欠かせない野菜になっています。
マクロビオティック料理では、その土地の料理法で食事を頂くのは基本ですが、夏には暑い国の料理方法を取り入れるのも理にかなっているのではないでしょうか。
柔軟にマクロビオティック料理を楽しみたいものです。
子供たちの味覚を育てるために親がすべきこと
数年前にある私立小学校の給食が話題になりました。給食を有名料亭のプロデュースで献立作りをするというものです。今の子供たちは溢れる食べ物の中で、豊かではあるけれど味覚が育たないということです。その料亭が作ったおかずを食べさせると皆「味が無い」と答えたのです。これにはちょっと驚きましたね。
外食の機会も多いし、多分親の作った料理も昔のような素朴なものじゃないので子供の舌も現代風になってしまっているのです。食材そのものの味を味わうという機会がないので、仕方ないことですね。和食だけじゃなく、本当の食材の味を知って味覚を育てるというのはいいことだなと思います。
これだけ豊富に食べ物があると食生活もやっぱり昔のような素朴なものには戻れないですね。美味しくて安いものが沢山あるので、ついそっちにいってしまいます。でも健康のことを考えると現代の食は良くないんじゃないかと考えてしまいます。何より自然食品のものは味が違います。調味料ひとつとっても、添加物のないそのままの味は美味しく、出来上がりに差が出てきますね。
例えば醤油は一般的に出回っているものには複数の添加物があります。速く大量に製造するためには発酵さえも手を加えることになるからです。保存が効くし値段も安いのでそちらに目がいくのはわかります。でも大豆と小麦と食塩だけで自然な製法で発酵熟成させたものは、深みのある醤油らしい味がします。食卓に並んだ本当の旨みがあるものを口にしているうちに、子供も大人も味覚は育つのではないでしょうか。
玄米の夏
暑い夏、当然食欲が落ち夏バテ気味になる心配があります。食欲もなくお菓子を食べたり、冷たい飲み物を飲みすぎたりする傾向になります。
今までは、朝食は食パンでした。体に少しでも良いものをと思い、茶色のパンを(全粒粉など)食べるようにしていました。サラダ、目玉焼き、ツナやささみなどを添える感じです。簡単なスープなどつけることもある程度です。
夏休が始まり、3度の食事の準備に頭を悩ませていますが、思い切っていつものパターンを変え、朝、玄米ごはんにしてみました。玄米ごはんは、栄養たっぷりです。
久しぶりに土鍋で炊いた時のこと、ダイエットにも良いかもしれないと玄米をおいしいと食べました。
玄米は良く噛むことで甘味がますような気がします。プチプチといった食感が楽しいです。
玄米の和食にすることでおかずは無限です。おしんこやつくだ煮。お豆腐は、お味噌汁や冷奴に。納豆もお薦めです。たくさんつくるとおかずが残るので、お昼に、のこったお味噌汁でおじやにしたり。かなり、お昼も助かります。玄米この夏、お薦めです。”
食育はまず買いに行くところから
化学調味料や添加物の影響も言われている中、最近は輸入食品もなくてはならないようになっている日本の食卓。
さらにTPPによって輸入食品はさらに割合が多くなってくることが想定されます。
そのような現代では、食育の観点からはやはり日本で育った自然食品と接することが大事になってきます。
理想的なのは、自然食品を実際に作っているところに接する事、自分で育てれば一番なのですが、現実問題としてそれはなかなか難しいことです。
イベントなどや環境が整っていれば、実際に育てることに参加出来ていいのでしょうが、難しいのも事実です。
そこで食育の観点で次の手としておススメしたいのが、自然食品を買いに行くということです。
最近では、道の駅など農家さんの作った作物を直売してくれる場所も増えてきました。醤油でもお米でも、野菜でもなんでも構いません。そういうところに買いに行くのです。
最近の道の駅などでは、色んな工夫がされていて、栽培している農家さんの紹介や実際に対面販売などが行われています。
間接的や直接栽培している農家さんなどと接する機会が増えています。
そういうところで、自然栽培のお米や昔ながらの醸造法で作った醤油などの自然食品について会話しながら食品を購入し、家で調理して食べるのです。
子供達も、一緒に農家さんをお話をすることによって、子供ながらにわからないながらも感じることがあるでしょうし、実際に会って話した人が作った自然食品であれば、家でさらに感じてくれるでしょう。この感じてくれることこそが食育になるのです。
この醤油はあのおじさんが造ったんよ、このお米はあのおねえさん達が一生懸命作ったものよ。
こんな一言を加えて一緒に食べるだけで立派な食育になるのです。
子供達が美味しい!と感じたら、また道の駅などに行ってその農家さんに会いに行き「前美味しかったから」と買い、また家で食べる。これを繰り返していけば、しっかりと子供達の心が育っていくことでしょう。
そうして安全な自然食品を食べることが習慣化してくれば、日々の食事がそのまま食育となってくるのです。
もう大人は何もしなくても、そのまま食事をしていくだけで、子供達は心身ともに育っていきます。
自然食品をまず子供達と一緒に買いに行くところから始めてみませんか?
自然食品を上手に食卓に取り入れましょう
食の安全性は、近年大きな課題となっていて、各家庭でも食材、食品の購入時には生産地や原材料のラベルを確認することが増えました。
特にお子さんがいる家庭では、食育も兼ねて自然食品を使った料理をするという家庭が多くなっています。子供さんと一緒に料理をしながら、食の大切さや、素材本来の味を楽しむことの大切さなどを学ぶのです。
オーガニックの砂糖や国産原料だけで作られた添加物の入っていない、お味噌やお醤油など、市販されているものに比べると、価格は高くなりますが、味見をすればその違いが良く分かります。
素材の味を引き立ててくれる調味料を使用して、料理を作ると同じ材料で料理していても味が異なります。そのため、赤ちゃんの離乳食作りには、是非無添加の調味料を使用して味付けをしてあげてください。子供のころから自然の味になれていると、濃い味付けや添加物の入っている加工食品などを欲しいと感じることもなくなります。
そういったものを食べなれていると、なかなか初めは素材の味などを感じ取ることができませんが、違いを感じることができるようになった時に、こんなにも違うのかと驚くことでしょう。
自然食品を選んで食べるようにすると、野菜が嫌いなお子さんが、野菜を食べられるようになったり、好き嫌いが無くなることもあると言われています。
特に野菜は、オーガニックや農薬を使用していないものを食べると、野菜の甘さが感じられて、沢山食べられると言われています。ぜひ食卓に自然食品を取り入れてください。
マクロビオテックは少々とりいれるぐらいでも大丈夫。
体調がいまいち、体が重苦しい、体重が増え気味という時は食生活が乱れていることが多いです。
忙しかったりすると自炊するより、外食だったり惣菜を買ってきたりと簡単にすませがちなのですが、これが体調不良の原因になります。
油、砂糖、塩などどれぐらい含まれているかわからない上、美味しくするために化学調味料もふんだんに使っている可能性があるものを食べれば体にいいわけはありません。
三食自炊すれば、面倒ではあるけれど、やはり体調も整うし何より肌のきめが明るくなるので美容にもいいです。
つきつめていくと、マクロビオテックに行き着く人も多いと思います。
厳格にやろうとすると、難しいので、軽い気持ちで、白砂糖はとらない、白米に玄米をまぜて炊く、肉はとりすぎないとそれぐらいの感覚でとりいれています。
その方が無理なく続けることができるからです。
マクロビオテックのすべてを実践することは難しくても、一つだけ簡単に誰でもできることがあります。
それは白砂糖を買わない、家に置かないことです。
甘みは米飴、甘酒、てんさい糖、メープルシロップなどで代用するのですが、手に入りやすく比較的安価なてんさい糖がおすすめです。
白砂糖のようなはっきりとした強い甘みではなく、じんわりと優しい甘さのてんさい糖ですが、白砂糖より少々値段は高めです。
手作りお菓子や普段の料理に気軽に使えます。
慣れてくるとたまに市販のお菓子など食べるとその甘みにびっくりすると思います。
マクロビオテック初心者の方はまずここから始めるだけでも効果がわかると思います。
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